フリートーク雑談「(現在は)世界で最後のロータリー搭載車RX-8」
さて、前回はマツダの誇る名機ロータリーエンジンを搭載したRX-7を紹介しましたが、最新のロータリー搭載マシンはその実質後継にあたるRX-8が最新となります。
2001年の排気ガス規制強化により一度はロータリーの系譜が絶たれたマツダ、実は密かに再起を計画していました。
時代に沿った排ガス性能、(後で説明しますが)しっかりと4枚ドアで家族が乗れる4人乗り、ファミリーからスポーツまで1台でこなせるRX-8を発売しました。
RX-7でも触れましたがロータリーエンジンは特許の関係で簡単に構造を変えることができず、排気量は1308ccそのままでNA化、代わりに可変吸気など最新の装備を携えて250PSも絞り出すエンジンに変化しました。
また4人乗りを達成しながらスポーツカーの見た目にしたいというわがままに応えるため、かなり珍しい観音開きタイプのドアを設定。ドアを開けた姿は最もRX-8らしい姿ともいえるでしょう。
そんなRX-8は2003年発売開始、2008年にモデルチェンジを施し、2013年に終売となります。2000年代初頭といえばスポーツカーには冬の時代で他に選択肢がない中、スポーツカーとして、ファミリーカーとしてRX-8は活躍していきました。
今でも根強いファンが多く、サーキットやミーティングでも多く見る車種ですね。
またマツダは常にロータリーの火も消えておらず、開発を続けているそうなので続報を待ちましょう。